リール使用の場合ラインは手繰りと違いイト絡みをあまり
考えなくてもよいので細イトを使用できるメリットがあり
ます。
しかし、その代わりバックラッシュというデメリットがあ
ります。
同じ太さのラインであれば、張りのあるフロロラインがバ
ックラッシュしやすく、次にナイロンライン、PEライン
の順となります。

私がメーンに使っているラインはPEラインです。
このラインの特徴は強くて細い(ナイロンラインの約3倍の
強度)、伸びがない(少ない)、巻きグセが付かないことです
がその最大のメリットはズバリ"感度"。
伸びがない、巻きグセが付かない特徴は、かすかなアタリ
でもダイレクトに穂先に伝えることができ、瞬時のアワセが
決まりやすいというメリットがあります。
そして細いゆえに軽量オモリを早く落とせるので、繊細さを
求められるワカサギ釣りには大きなメリットになります。
また、オマツリなどのライントラブルで途中切断しても、電
車結びで結束すれば結び目が小さいので、送り出しのとき結
び目にラインが引っかかる心配もありません。

PEラインは取り扱いが面倒、価格が高いなどデメリットも
多いラインですが、リールを使うワカサギ釣りに限ればメリ
ットのほうがはるかに勝るといえます。

ただし、PEラインは水の抵抗が少ないというメリットが逆
にディメリットになる場合があります。
シーズン最後(3月)のころになると、ワカサギはエサを咥え
てから真横に走るようになります。
こうなるとPEラインは細いため水の抵抗がない分穂先にア
タリが伝わりにくくなります。
この時期は軽いオモリと水の抵抗を受ける太めのナイロンラ
インの組み合わせにしたほうが穂先にアタリが伝わり易くな
ります。
画像はVARIVASわかさぎライン寒冷地仕様0.6号。