私のホームグラウンド福島県の桧原湖は、1888年の磐梯山の水蒸気爆発により川がせき止められてできた山上湖です。
湖面標高822mで、湖岸延長ほ47km、南北延長10.5kmで細長く幅は最大の所でも2.8km深さは最大でおよそ30mあります。

スモールマウスバスフィッシングのメッカとしても有名ですが、完全結氷する1月下旬からは氷上ワカサギ釣りシーズンが開幕して、カラフルなテントの大輪がズラリと咲き誇るさまは、桧原湖の冬の風物詩としてこれまた有名です。ここで釣れるワカサギは日本一おいしいと言われ、東京築地の市場で1尾120円の高値がつくこともあるという高級魚です。

寒いところが大嫌いだった私ですが、友人に無理やり誘われてあまり気乗りもせず付いて行き、見よう見まねで始めたワカサギ釣りでした。しかし、もともと釣りが好きだったので、数回の釣行ですっかりワカサギ釣りの魅力に取り憑かれてしまいました。

翌シーズン屋形船で桧原湖のワカサギ釣り名手として有名な桑野さんとの出会いがあり、4シーズン目には"ワカサギ釣りが好きなバスプロ"として有名な本山さんとの出会いがあり、一緒に釣りをしていろいろとアドバイスして頂きました。そのアドバイスをもとに研究を重ねていますが、技術的にはまだまだ未熟です。
しかし、自分なりに会得していることをもとに、難しいといわれる桧原湖のワカサギをいかにして釣るかを紹介します。

ワカサギ釣りは氷に穴を開けて釣る釣りと一般的には思われていますが、桧原湖の場合11月から屋形船やドーム船などでワカサギ釣りを楽しむことができます。この時期の屋形船は水深14〜16mの場所に繋留されていて、そこまではモーターボートで送迎してもらうことになります。
この釣りの特徴は、屋形船という限られた場所での釣りで、底の状態はほぼフラットという同乗者全員がおよそ同じ条件での釣りになるため、必然的に同乗者同士の暗黙の数釣り競争・・・。すなわちゲームフィッシング的感覚の強い釣りといえます。
そして、例年1月下旬ころ完全氷結して氷上ワカサギ釣りシーズンとなり、壮大な裏磐梯の冬景色を眺めながら氷に穴を開け、その穴から1尾1尾釣り上げるのも風情がありこれまた楽しいものです
。ぜひ桧原湖のワカサギ釣りをお楽しみください。

画像はゴールドハウス目黒
さんの屋形船と中での釣りの
様子です。